Anser (回答)

リン酸マンガン被膜とは、鉄鋼製品の表面に
結晶性のリン酸マンガン系の被膜を生成させます。
別名リューブライトとも言います。
この被膜は回転部分や摺動部分の耐摩耗性被膜として
また、防錆皮として効果的です。
表面の粒子が荒く塗装下地としても使用されます。
鉄鋼表面に厚さ7~15μのリン酸マンガン皮膜を生成させます。
この皮膜は剥離することなく部分のカジリを防止するため
油の使用量を削減することができます。

黒染め以上に防錆効果と塗装の密着性が向上しますが、
膜厚が7~15μと厚いので精密さを求める製品には不向きです。
良い点は膜厚が厚いため錆びにくく、亜鉛メッキのクロメートと同等の耐食性があります。

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