Anser (回答)

鍛造と鋳造は成形方法が違います。

鍛造は金型をたたいて成形し、
鋳造は金属を溶かして金型に流し込んで成形する加工方法となります。

出来上がりの形状は同じですが、
大きな違いは鍛造部品は金属の内部の隙間をつぶすので
結晶を微細化し、さらに結晶の方向が整えられます。

その点、鋳物部品は製品の中に気泡ができやすいものになります。
このように出来上がりの形状は同じでも
内部の構造はそれぞれ違いがあるのです。
加工品を鍛造化するときはロット数と金型費用を考慮して
鍛造化するメリットの有無を考えてください。

また、せっかく鍛造で成形したのに、
切削でかなり加工しなくてはならない場合はコストダウンの意味がありません。
なるべく鍛造肌のままにすることを考えて設計するとよいと思います。